春の訪れ

前回のブログの更新からずいぶんと間が空いてしまいました。

植物も休眠時期でしたので、樹造園も休眠中でした。

 

世間は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で大変なことになっていますが、そうはいってもいつの間にか春が来て、すでに春の代名詞ソメイヨシノは開花まじか。

我が家のヒュウガミズキは今が満開。

落葉樹たちも新芽をどのタイミングで展開しようか時をうかがっているようです。

つい先日、現場の帰りに以前お庭を作ったお客様にあいさつや今後の庭木の管理方法など相談を兼ねて、庭の植物の様子を伺うと、イロハモミジが一部ではあるものの、新葉を見せていました。

 

庭木は、一般的な盆栽よりは少しだけ大きいですが、自然の中では10mをはるかに超えるような植物を、例えば3~5mくらいだったりとずいぶん小さく維持管理していく必要があります。

そうなると、剪定などの作業はいつかのタイミングで必ず必要となってきます。

 

木の幹はダイエットのように、一度太くなったものは細くなることがありません。

太くなれば、その幹の量に対して必要なだけの枝葉が展開します。

枝葉が邪魔だと、剪定をすれば木はダメもとで徒長枝や胴吹きなど樹形や効率度返しで緊急事態のための枝を多く出します。

しかしそれらはやはり樹形が悪いからと剪定されてしまいます。

 

次第に木は幹を維持することが出来ずに樹勢は徐々に落ち、木材腐朽菌や病気、害虫に抵抗できず無残な姿となり枯れていくわけです。

多くの街路樹ではこのような状態をいたるところで見ることが出来ます。

そうなると何のために木が植えられているのか?

無様な姿にぶつ切りにされ、枝が出れば邪魔だとされ、弱り朽ちて危険だから伐採しようと。

 

庭木でも隣地や道路に近い場所に植えられた木は、そういう管理をされる傾向にあります。

大きくなったから小さくしてほしいという依頼はありますが、大きくなった木は切れば小さくはなりますが、とても無様でかっこ良くはなりませんよ。

剪定の基本は、どこを切ったかわからない事です。剪定の切り口が大きく見える庭木はもう価値がほとんど無いと思って、抜くか根元から伐採したほうが、かわいそうですが木のためだと思います。

 

そうならないためには、幹を太くさせず、いつまでもしなやかな樹形を維持するために、早め早めの剪定を心がけたいものですね。

 

しかし先に剪定「など」と書きました、それは伐採による株の更新という方法がなくもないからです。

庭木の姿のジャンルに、株立ちというものがあります。

元々の主幹を何らかの理由で失い、根元から代わりとなる枝を伸ばした姿です。

安いものでは、何鉢かをくっつけて寄せ株したものを株立ちと謳っていることもありますが、根元の株を見れば風格が全く違います。

樹種によっては、こうした更新をすることで木を若返らせることもできます。

ただ、一度切れば庭木として見られるようになるのに、数年はかかりますし、最初の1~2年は何もない状態なんてことになりますね。

里山を再現したような雑木の庭では、むしろ薪を得るための間伐、更新を繰り返したはずなので、こんな管理方法もありだと思います。

 

 

樹造園では、年間管理のスケジュールを組んで、剪定や草取り、芝などのメンテナンス、土壌改良や施肥、必要があれば病気などの対策や、構造物の修繕、高圧洗浄など予算の範囲で敷地丸ごとメンテナンスも受けたまわっています。

春が新しくやってきて、庭などに目が行きやすくなるこの時期に、ちょっときれいにしたいなと思ったら、樹造園に気軽にご連絡下さい。

造園、剪定、庭リフォームのことなら樹造園

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