愛知県名古屋市東区 徳川園 ソテツ藁巻き

2025.12.11

去年から名古屋市の徳川園で、縁あってソテツの藁巻きをさせてもらっています。

実際のところ、温暖化の影響で半落葉と言われるシマトネリコが常緑樹として一定の支持を得ている愛知県では、ソテツも寒さでほとんど痛んだりはしません。
それでも冬の景色や技術を継承するという意味で、大切な仕事だと思います。

一般の庭では手間も費用もかかりますので、なかなかできない仕事ですが技術は誰かが記憶し伝えていく必要があります。

志がある庭師なら完成品も良いですが、作り手としては作られる過程が重要ですので、12月の忙しい時期ですがなんとか時間を捻出して見学に来てもらいたいと思います。

また、藁巻きの材料として当たり前にある藁ですが、田から収穫し葉の部分を取り除き資材として精錬するのに膨大な手間と時間を費やしています。
ソテツに藁を巻く作業はその最後の最後という感じで、私など藁の束の山を見ただけで苦労を思えばもう涙で前が見えないほどです。

徳川園では、4種類の巻き方で藁巻きをしています。

シンプルなものから、装飾的なものまで。
冬の間はみられると思いますが、だんだん風雨や鳥についばまれて痛んできますので、きれいな姿はなるべく早い時期がよいと思います。

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