庭に土を盛る築山と言うものがあります。
字のごとく山を築くことが名詞化したものですが、庭の景色を作るうえで重要なものになります。
また築山の中に園路があったら楽しそうだと思いませんか?
ちょっと外を歩くとき、グラウンドのような平坦な所と、森の散策路だったら私は断然森の散策路派です。
庭をどう使いたいかにもよりますが、
一般的には平坦な広場にすれば、白紙のキャンバスの様に、そこで何かをすることが目的となります。
一方で起伏をつければ、世界観がある中に物語を作ることになるため、庭そのものを楽しむこととなると思います。
両方あれば、キャンプ場や観光地の様に、景色を眺めながら何かするという事が出来ます。
庭の面積も十分なので、両方ある楽しい庭を作りたいと思いました。
元請けに山を作りたいです、と言うと2t車で1台分?とか2台分?と聞くので、
ざっと40㎥(2t車で約25台分)は欲しいですと・・・
出来たものが以下の写真です。
黒いところは堆肥によるマルチング。
茶色のところはバークチップの園路です。
堆肥もバークチップもいずれは分解され土壌改良材として植栽の土を豊かにします。
石と土と植物による園路です。
いずれもモルタルなど使わず、置いて据えてあるだけではあります、小さいものは簡単に動かすこともできます。
外構屋による工事では、多くのものを固定しますが、石などが簡単に動かせることは重要です。
大人は安全な広場に遊具を置いたり、ボールで遊んだりと言うイメージを描き平らな庭を作りたがります。
でも、はたしてどれだけの時間一緒に遊べて、どんなことが出来るでしょう?
この庭は実は園路だらけです。
主となる通路、そこから分岐する小径、そして小径をつなぐ近道。
庭が完成に近づくと共に、子供たちが盛んに走り回るようになり、時には石から石へとジャンプしたり、
転んだり、日曜日にキックスライダーで走り回ったなんて話も聞いたり。
大人が止めたくなるような遊びが子供は大好きです。
砂利を拾って投げてみたり、ちょっと大きな石を持ち上げてみたり、
おもちゃなんてなくても子供は自分の体と周りにあるもので自分の限界を確かめたり、嬉々として遊びまわるものです。
実はこの築山の園路プランにはありませんでした。
というか予算の関係で一度は無くなりました。
でも勝手にサービスで作っちゃいました。
せっかく作るのに、使いにくい庭、楽しくない庭なんて嫌ですよね。
園路によってゾーニングすることで、植栽にも変化をつけています。
子供にも大好評で、近所では○○公園の名称がついたとか(笑)
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