エコアコールウッドにはラフ材と言われる材料があります。
プレーナー加工とは機械の鉋仕上げで、素足で歩きたいウッドデッキなどでは通常こちらを使います。
一方でラフ材は削る前の状態なので、厚みや幅が少し大きくそれだけ強度があります。
その割に加工がひと手間無いので価格も少し安価です。
そして、表面も荒いのでそれが滑り止め効果もあるので、靴で歩くところなどでは良く用います。
板材の側面を銑という道具でラフに削っていきます。
ある程度イメージをもって。
たまに並べたりして。
横桟の加工です。
半割にした板材を同じように側面を粗く削り、柱に差し込むように両端をほぞ加工してあります。
柱の加工です。
角のみを使いほぞ穴をあけてから削っていきます。
柱はチョウナなども使って、角だけでなく面も傷をつける感じで古材の感じを出しています。
加工後塗装して現場で組み立てます。
ほぞ加工してあると、ビスなど使わなくても差し込んでいくだけでそれぞれが接合できるので、組み立ては簡単です。
ただ、精度が悪いとねじれたり、うまくはまらないので加工には技術が必要です。
わずかな違いかもしれないですが、背景の板塀にランダムな古材の感じを出すことで、植物と合わせたときに優しい雰囲気になると思います。